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パッシブデザインのゼロエネ・エコハウス:自然の恵みを生かす家づくり

太陽,風など自然の恵みを生かす地中熱利用のパッシブデザインによる、ゼロエネ・エコハウスと庭づくりに力を入れているSUR都市建築事務所です。

地熱を利用する住宅

2010/02/21 Sun [Edit]

今回はひさしぶりにパッシブソーラーハウスの続きです。
最近のSURの設計する住宅で大きな役割を果たしている、
いわゆる地熱の利用です。

前回までは主に太陽熱のことについてお話ししました。
パッシブソーラーといえば当然、第一に太陽熱が頭に浮かびますが、
もう一つ太陽熱と同じぐらい大事な役目を果たすのが実は地面なのです。

地表の温度は四季の変化に連動して夏熱く、冬は冷たくなります。
しかし段々深くなると地表の影響が少なくなり、地表から5メートルほどの
深さになると1年中ほぼ一定で、その温度はその場所の
年平均気温と同じになります。

ちなみに最近の東京の年平均気温はおよそ16.5度です。
この温度は、夏には非常に涼しいですし、冬もちょっとだけ補助すれば
すぐに適温まで上げる事が出来る温度です。
この温度を反映しているのが、井戸水の温度ですが
それを実感する機会も少なくなりましたね。

地熱利用というのは、この地中5メートルの安定した温度を
住宅の室内に取り込もうという事です。

それにはどうすれば良いかというと、地表を断熱材で覆って地表の温度変化の
影響を受けないようにすればよいわけです。
つまり「1階の床下以外」はしっかり断熱した建物にすれば
その建物の下の地面は外気の影響を受けなくなり、だんだんに地中5メートルの
温度に近づいてくるのです。

地熱住宅

こうして、わずかに補助すれば快適に過ごせる室温を、
何も熱源を使うことなく実現できます。
実際にSURでは、すでに何軒もの実例がありますが、うまく機能しており、
敷地条件などにより程度の違いはありますが、まちがいなく一定の効果が
あるようです。

ただし、この地熱利用は一つ欠点があります。
地面が一定の温度に達するまでにかなりの時間がかかる事です。
SURでは、いつもクライアントに、「一年目の冬は少し寒いので
我慢して下さい」「寒ければ一年目だけはエアコンを強めに運転して下さい」
とあらかじめ話しています。

もっとも私たちの事務所が目ざすのは「冬寒くなく、夏暑くない」住宅です。
「冬暖かく、夏涼しい」住宅より、その方がエコだと思いませんか。

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