パッシブデザインのゼロエネ・エコハウス:自然の恵みを生かす家づくり

太陽,風など自然の恵みを生かす地中熱利用のパッシブデザインによる、ゼロエネ・エコハウスと庭づくりに力を入れているSUR都市建築事務所です。

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3件の地熱住宅まとめ・ゼロエネ住宅成立の条件

2015/01/16 Fri [Edit]

3回にわたってアップした地熱住宅のレポート、
1,世田谷の3層住宅
2.西荻窪の免震住宅
3.大沢の住宅
それぞれ電気使用量などのデータも集まり、
「ゼロエネ住宅」の具体的な内容が見えてきました。

もちろんハウスメーカーがやっているように
10Kw近い大量の太陽光発電を載せれば、比較的簡単に可能になるのですが、
それではイニシャルコストが大変ですし、
ソーラーパネルの耐用年数を考えると、維持費も結構かかります。
出来るだけ自然の条件を利用し省エネ性能を上げることを基本に
太陽光発電は全体のバランスで考えるべきだと思います。

ゼロエネ住宅の標準的なスペックは文末にまとめましたが、
実は使い方の比重もかなり大きい事が分かりました。
ゼロエネ住宅を実現するにはやはり住まい手が省エネを意識することが
とても重要なポイントのようです。

人間は贅沢な生き物です。
快適になればなるほどそれに体が慣れていきます。
どのようなエネルギー消費、どのような温度環境を保つのがよいのか、
地球の上に住む生き物としての視点から、
ちょっと自分の生活のビジョンを考えてみませんか。

節電のためだけに極端に我慢することもないと思いますが、
夏冬変わらぬ一定の温度で「夏涼しく、冬暖かい」生活をめざすのではなく、
「夏暑くなく、冬寒くない」
程度の心地よさで良いと思いますがいかがでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ゼロエネ住宅」標準スペック

・パッシブデザイン
自然を最大限利用するためのきめ細かいパッシブデザインがベースになります。
まず、軒、庇による日照のコントロールが重要です。
通風や植栽の利用も大事な要素です。

・高気密・高断熱
なんと言ってもこれが一番大事です。
やはり「ハイブリッド断熱(充填断熱+外貼り付加断熱)」推奨です。

・窓の性能
サッシはどれだけ高性能の物を使っても壁に比べればかなり断熱性は落ちます。
従って、予算の許す限り高性能なサッシが望ましいです。
ガラスはLow-eが標準です。
アルミ樹脂複合サッシ以上、できれば高性能の樹脂サッシが良いですが、
外部シャッター、内部断熱ブラインドで補助してさらに断熱性をアップします。

・地中熱利用
詳細はwebサイトをご覧ください。

・設備
ともかく出来るだけ電気を使わないことがもう一つの基本です。
給湯はエコキュート、空調は床下エアコン方式が一番省エネです。
照明はLED、その他の家電も省エネ型を使い節電意識を持ってください。

・ソーラー発電
住宅の規模、家族の人数、日当たりなどにより幅がありますが
以上のスペックの場合3〜5kw程度でゼロエネルギーが可能になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゼロエネが可能になれば、蓄電池を設置して電力会社のお世話ににならない、
「オフグリッド」も可能になります。
国の政策としてソーラー発電が冷遇される中、今後の方向としては
この「オフグリッド」も考えていきたいと思います。

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地熱住宅近況報告3・ホカホカ高性能、大沢の住宅

2015/01/15 Thu [Edit]

地熱住宅の冬の報告その3、
三鷹の国立天文台に近い丘の上に建つ大沢の住宅のその後です。

幸いにしてこの住宅は南隣が隣地の庭なので、とても日あたりがよく、
いまのところ理想的なパッシブソーラーハウスになっています。

この住宅は建蔽、容積率が大変厳しく小屋裏収納のスペースを
法の許す限り活用しようと言うことで、太陽光発電はあきらめましたが
その替わり太陽熱集熱パネルのソーラーウォールパネルを約6㎡設置して、
太陽熱による温風を床下に取り込むようにしました。
ソーラーウォールパネルの位置が高いので、もし将来南側に
北側斜線いっぱいに隣家が建っても太陽熱の集熱には影響がでません。

ソーラーウォール外観

伺ったのは1月12日、快晴でしたが風が強く
外にいると体感的にはとても寒い日でした。
ドアを開けた部屋のなかは日あたりがよくポカポカで家に入るとほっとします。
当日の屋外温度は9度で、伺った3時過ぎの時点で床下エアコンはOFFの状態、
1階リビング23.5度、2階廊下23度、小屋裏スペースが22度となっています。
ちなみに床下温度はエアコンは止めていますが24度と一番高く、通常と逆で
床下エアコンに近いほど高く、上に行くに従って若干ですが低くなっています。
世田谷の3層住宅のように南側からのダイレクトゲインが直接的ではないので、
温度分布が安定しているのでしょう。

インテリア吹抜

この家は床下と2階のエアコンがありますが、暖房時は殆ど床下の1台を
28度で夜21:00くらいから朝までつけているだけだそうです。
曇や雨の日は太陽のダイレクトゲイン、ソーラーウォールからの熱も
止まるのでとたんに肌寒く感じるそうで、そういう日は
昼間から床下のエアコンを稼働させるとのことです。
しかし設定温度28度は高すぎるようなので、
26度に下げて様子をみていただくことにしました。

このお宅も竣工後一年経ち,年間のエネルギー使用量が分かりました。
年間の総計が6400Kwhとなっています。
やはりオール電化なので、これがこの住宅の使用エネルギーのすべてです。
以前にも触れたように、経済産業省の言う「ネットゼロエネルギーハウス」は
家電品の使用エネルギーを除いての「ネットゼロ」ですので
その定義で行くと使用料は2/3程度になりますから、3.5Kwの太陽光発電があれば
楽に「ネットゼロエネルギーハウス」が実現できる性能です。

いずれにしても、ご主人はいつも裸足だそうですし、
家のなかでセーターを着ることはなくなりましたとのこと。
奥様も普段はヒートテックを着る必要がなくなりましたと
おっしゃってくださいました。
西荻窪の住宅のように、ヒートテックやセーターを着てもよければ、
もう少し設定温度を下げて消費電力をセーブすることも可能だと感じました。
(Shi)


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地熱住宅近況報告2・ゼロエネ達成、西荻窪の免震住宅

2015/01/14 Wed [Edit]

地熱住宅の冬の報告その2は西荻窪の免震住宅です。

免震住宅なので、基礎と建物の絶縁部分の断熱が心配だったのですが、
うまく地熱住宅として働いてくれているようです。
この住宅はこの1月でちょうど入居1年で、
完全なゼロエネルギーハウスを達成しました!
太陽光発電のモニターの写真なのでちょっと見にくいですが、
2014年は「総発電量5920kwh」「総消費量4614kwh」ということで、
完璧なネットゼロエネルギーハウス以上の成績を達成しました!

モニター画像

政府がいうゼロエネルギーハウスは家電製品の電力消費を除いての
ネットゼロですが、この住宅ではオール電化なので空調、照明、家電製品は
もちろん、お料理や給湯も加えたすべてのエネルギー(電気)使用の収支が
年間を通じて1300kwhの黒字ということです。

電気料金的には売電価格が買電より高いので、
この家では電気代が「年間で+86,000円の収入」になります。
(去年の2月の大雪で発電量ががくんと落ちているのなども読み取れます)
大変素晴らしい結果で設計者としても大いに達成感を感じますが、
やはりゼロエネハウスは一朝一夕には到達できるものではなく、
この成績はなによりもクライアントの奮闘と努力によるものです。

この住宅は当初実験的に床下のエアコン1台でスタートし、
冬場はストーブもあるので足りないときはストーブを焚いて
過ごしていただいたのですが、夏場に2階の出窓のある東部屋の温度上昇が
きびしかったので、2014年7月にその部屋にエアコンを1台追加しました。

それでもエアコンをあまり使わず、夏場もシャッターを
降ろしたり、夜涼しくなったら窓を開けたりとこまめに動かれ、
冬も床下エアコンの設定温度は低めにして、ヒートベストや「ねこ」という
木曽地方の防寒着を着たりの工夫でかなり低めの温度帯で生活されています。
晴天の日は太陽のダイレクトゲインのほかバルコニーに設置した
ソーラーウォールからの集熱も大きく加算されているようです。

ソーラーウォール画像

伺ったのは1/12のお昼頃で、天気は晴天で外気温が9度、
1階リビングが20度、2階の部屋も20度で床下温度は22度ありました。
北側の浴室の床温も20度弱で足下も全く寒くありません。
家中何処にいても寒くないので、猫さんたちも平和です。

猫ステップ画像

この冬は今のところ20度設定の床下エアコンのみで、
夜9時過ぎくらいからストーブで補助することが多いそうです。
天気がよければほぼこれだけで大丈夫ですが、やはり天気が悪いと
それでは不足気味なのでエアコンの温度をもう少し上げることを
提案しましたが、どのようなエネルギー消費生活を送りたいかというビジョンが
しっかりあればそれにあう使い方を家ごとに模索していただくのが一番です。

ダイビングがご趣味のこのクライアントが省エネをめざすきっかけは、
なにより温暖化によるサンゴの死滅などの海の惨状に心を動かされての事とか。
とにかく海に潜るたびに、エネルギーをなるべく使わない生活をしようと
心をあらたにするそうです。

ただひとつ言えることは、地熱住宅の場合は夏も冬もある程度
空調(エアコン)を入れっぱなしにする方が、
エネルギー消費もたいして増えることなく、
安定的に快適な状態を維持することができるのは確かです。
家は呼吸する装置のようなものですから、皆さまそれぞれに試行錯誤して
自分好みの運転の仕方を工夫されているようで、同じような作りでも
温度環境は微妙にちがい、設計者としても発見もあり大変参考になります。(Shi)


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地熱住宅近況報告1・なかなか好成績、世田谷の3層住宅

2015/01/13 Tue [Edit]

この連休に3軒の地熱住宅の現地調査に行ってきました。
順次ご報告します。

最初の1軒は世田谷の3層住宅Y邸です。
青空のもと、相変わらずすっくとりりしい姿で迎えてくれました。
3層住宅立面

この住宅のクライアントはSURの地熱住宅の趣旨を大変よく理解して下さって、
そのシステムをより進化させるためのアイデアも沢山提案して下さいます。
そしてちょっと測定オタク(?)のようで、SURで考えている以上に
いろいろな場所の温度を測定して記録し、
こんな素晴らしいグラフまで作ってくだいました。
温度データYSM

測定箇所は屋外温度のほか、家の中の1階寝室、2階リビング、3階廊下、
および地熱住宅の心臓部、床下の5ヶ所です。
その結果はグラフの通り、暖房を入れ始めた昨年の10月からこの1月までで、
外気温がだんだん下がっていくなかで、2階のリビングの温度が
極めて安定して20度以上をキープしているのがわかると思います。

しかも私たちは10月になって床下エアコンを入れ始めたら
スイッチは切らないでくださいとマニュアルに書いてお渡ししたのですが、
エコ意識の高いクライアントなので電気代の安い深夜の時間帯、
23:00から5:00しかエアコンは回していないそうです。
そして、この家はSURの標準からいえば、南側の窓面積が大きく,
シャッターも断熱ブラインドもないので夜のヒートロスが
心配されていたのですが、今のところそれも全く問題無いようです。

それよりも伺ったのが快晴の1/11の13:00過ぎだったのですが、
当然暖房をつけていないその時、1階室温が24度、2階室温が26度、
3階にいたっては30度近くもあり、
この日ばかりは晴れ女が恨めしいような暑さでした。

昼間のヒートゲインが非常に大きいこの家では
南面する部屋の温度が高くなるのは予想されていましたが、
ここまで上がるとは思いませんでした。
タートルネックのセーターを着ていた私は苦しいくらいで、
このお宅のご子息は1月というのに裸足に半袖
Tシャツでいらっしゃいました。

この昼のヒートゲインをいかにうまく蓄熱して
夜の暖房に回すことができるかが今後の課題ですね。
地熱住宅はまだまだ進化する余地がありますので、これからが楽しみです。

Yさんのアイデアで、床下暖気を有効に2階にあげるために、
床ガラリにこんなパソコン用ファンも取り付けてありました!(Shi)

吹き出し口ファン

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関東平野の空っ風の中で・難波田の住宅

2015/01/11 Sun [Edit]

今年1回目の現場定例で難波田の住宅に行ってきました。
今日も大快晴で、この現場では晴れ女記録が続いています。

軸組正面

上棟を雨で順延したのが大正解で、さっさと屋根下地を組みあげましたので、
この住宅は構造体が一度も雨に濡れずに済みそうです。

この場所は関東平野のど真ん中という感じの立地なので、風当たりが強く
あまりの寒さに現場の大工さんが北側の構造用合板を仮止めしてくれました。

軸組内部

そうしたら風はぴたりと止まり、日当たりもよく
広々快適なリビングで打合せ会議です。
この窓の大きさはおおらかで気持ちいいので、
この風通しの良さを夏にいかす工夫をしたいですね。

トレーサビリティ

この住宅は国産材の無垢材を主に使っていますので、
こんなかわいいハンコが柱に押してありました。
トレーサビリティのしっかりした構造材です。(Shi)

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明けましておめでとうございます

2015/01/01 Thu [Edit]

皆様、明けましておめでとうございます。

朝日の写真


本年も、地中熱利用のゼロエネ・パッシブソーラーハウス、
そして、使い勝手に優れ、高いレベルでバランスの取れた
ゆったりおおらかな空間の住宅を
全力で進めたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。


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