パッシブデザインのゼロエネ・エコハウス:自然の恵みを生かす家づくり

太陽,風など自然の恵みを生かす地中熱利用のパッシブデザインによる、ゼロエネ・エコハウスと庭づくりに力を入れているSUR都市建築事務所です。

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パッシブソーラーハウスの基本・蓄熱と地熱

2010/10/31 Sun [Edit]

パッシブソーラーハウスについて考える時、
冬場はいかに熱を取り入れるか、夏場はどのようにして
熱を遮断するか(あるいは冷気を取り込むか)
と言う事ばかりに目が行きがちですが、実はそのこと自体は
あまり難しい事ではありません。

例えば昔ながらの田舎の家でも日当たりのいい縁側は暖かいものです。
夏を考えた場合、いくら真夏日でも夜中は30度以下になる事も多いですし
木陰は多少涼しいものです。(もっとも今年のような猛暑だとだめですが)

つまり何の仕掛けがなくても「一時的」には快適な(あるいはガマン出来る)
状態は結構あるものです。
しかしそれは「一時的」であって長続きしません。
それをどうやって長持ちさせるか、
ここがパッシブソーラーハウスを考える時の
一番のポイントなのです。

ひとつは誰もが考えつく事、つまり断熱気密性能を上げる事です。
日が当たって暖かくなった熱を出来るだけ逃がさないようにする訳です。
これは大事な事ですが、でも限界があります。
魔法瓶などを考えてみて下さい。
そう何日ものあいだ保温しておく事は出来ません。

そこで必要になるのが「蓄熱」という考え方です。
建物自体が大きな熱容量を持つようにするのです。
日射は非常に強力な熱源ですから、有り余っていて
温室状の建物なら日中は室温はどんどん上がりますが
熱容量の大きな建物ならその熱を建物が吸収して
必要以上に室温が上がるのを防ぎ、そしてその吸収した
熱を室温が下がってきた時に放熱して暖めます。
つまり、蓄熱の効果で昼間の日射の一時的な熱を24時間に
うまく割り振る事が出来るのです。
このためには木造住宅の場合ベタ基礎のコンクリートを蓄熱に使えば
ほぼ十分な蓄熱量になります。

この考え方をさらに推し進めると、非常に大きな蓄熱量があれば、
24時間単位で考えていたものを1年単位で考える事が可能になります。
つまり夏の暖かさ(暑さ)を冬まで持ち越す、あるいは冬の寒さ(涼しさ)を
夏まで持ち越す事ができるはずです。

しかし、一般の住宅規模で考えるとそのような莫大な蓄熱量を
確保する事は不可能です。
そこで注目したいのが床下にある莫大な土:つまり地球そのものです。
これはほとんど無限の熱容量です。
でもこれがすごく冷たかったらどんどん熱を奪われてしまいます。
しかし幸いな事に地下5メートルではその土地の年平均気温程度、
東京の場合で16度前後で安定しています。
したがって建物の直下からこの5メートルまでの地中を
蓄熱に使う事が出来るのです。

これが、地熱利用のパッシブソーラーハウスの原理です。
我が事務所の大切なノウハウを大公開してしまいました。
(知ってる人は誰でも知っているのですが)
でも、実際の建物に応用するためにはいろいろと技がありますよ(笑)

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南仏旅行から・17「Arlesのホテル」

2010/10/29 Fri [Edit]

ゴッホで有名なアルル、ここもローマの遺跡や
ロマネスクの教会など世界遺産の街です。

夕方到着して先ずはホテルへ。

アルルのホテル1
HOTELと書いてある建物が玄関ですが、
外から見ると4軒に見えるこの建物、
中でつながっていて、同じホテルになっています。

アルルのホテル2
入口ロビーのガラス屋根のかかったパティオ。

アルルのホテル3
同じくロビーにある暖炉。
その前に宿泊客が自由に書ける雑記帳がおいてあり、
下の娘も一筆。姉のほうは読書中!

アルルのホテル4
フランス人は本当に「外ごはん」が大好き。
ほとんどのホテルでこのように外部の席があります。
私たちもここで朝食。

それにしてもこのホテル、色づかいがいかにも南仏!

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遅刻の理由

2010/10/28 Thu [Edit]

このところ毎日のように、事務所に行くのがいつもより少し遅め、
実はもうすぐ演奏会があるので練習中なのです。

年に一度、仲間内で小さなホールを借りての会です。
会の名前は、MUC:music under construction、工事中の音楽。
つまり少々下手でも練習不足でもいいからみんなで楽しく
演奏会しちゃいましょうという集まりです。

で、おまえは何をやるのかって?・・・・・ピアノです。
毎朝約30分練習してます。
(その分出るのが遅い訳で、事務所の皆さんスミマセン)

子供の時に習ってはいたのですが
親元から離れてからしばらくは近くにピアノがなかったので
ずいぶん長い間さわっていなかったのですが、
2年前に始まったこの会をきっかけに再開。

しかし始めてみるとすっかりはまってしまって
やはり音楽は楽しい。
子供の時はイヤイヤでもなかったですが
そう楽しいとは思わなかったのに。

会まであと1週間と少し、まだ完成度は低いですね。
この分では、会の趣旨にピッタリの演奏になりそうです。

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長期優良住宅と鍾乳洞?

2010/10/26 Tue [Edit]

このところ促進事業の補助金がでる関係もあり、
長期優良住宅の認定を取ることが多くなりました。
はじめは戸惑いましたがだいぶ慣れてきてほとんどの住宅で
長期優良住宅に対応しています。

もともと私の事務所の設計は断熱気密性能や建物の維持管理について
十分配慮した設計ですから、構造計算書を整えなければいけないぐらいで
スペックとしては大きな追加はありません。

断熱については適材適所で、固定した仕様は決めていませんが
気密が取りやすく工務店の慣れに性能が左右されないなどの理由で
現場施工の水発泡ウレタンを使うことが多くなっています。

しかしこの断熱材、厚みを均一に施工するのがなかなか難しく
不足部分があると困るので部分的にはかなり指定より厚くなります。
厚くなるのは断熱性能としては構わないわけですが、
その後の工事には少々じゃまだったりしますね。

今日現場打合せをしてきた神之木台の住宅もそんな具合で
2階天井の雰囲気はまるで鍾乳洞。

断熱材

まあ、断熱が良く効いて暖かそうには見えますね。
(長期優良の仕様だと厚さ16センチ以上ですから実際良く効きますよ)

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一人の設計事務所、パートナーシップの設計事務所

2010/10/25 Mon [Edit]

以前にお知らせしたように、昨日は代官山で
「まちかど建築家展」がありました。

16の設計事務所が参加しましたが、そのうち純粋にボスが
一人の事務所は9社、残りの7社はパートナーシップです。
SURを設立した頃は設計という作業は個人的な物だから
パートナーシップというのは難しいと考える人が多く、
私たちの事務所のようなパートナーシップはめずらしかったのですが、
最近はひじょうに増えていますね。

独立して日の浅い若い人たちにとっては、スペースやコピー機などの
設備をシェアーすれば経済的だという事も大きいでしょうが、
何よりも設計という事に対する考え方が変わってきているのだと思います。

優れた一つの個性が創造する建築芸術作品という古典的なイメージではなく
共同体の活動の総体として自然に生み出されるものに対する
期待感のような物があるように思います。
これは、インターネットなどの普及とも関係しているのではないでしょうか。
Googleのように情報の集積から違った価値を生み出してゆくということ
Wikipediaのように不特定多数の人間の知の集積が作り出してゆくもの
あるいはLinaxのようなオープンソースのソフトウェアなどは
以前には考えられなかったもので、顔の見える優秀な人間が
努力して作り出すというイメージではありません。

逆に考えると、個人の能力なんてたかがしれているとあきらめている、
あるいは見切ってしまっているという事かもしれません。
だから、個を主張せず集団でうまくやって行ける。

さて、SURはどうなんでしょうね。
私の感じているメリットとしては、
・常にいわゆる「セカンドオピニオン」があるので客観性を保てる。
・迷った時の決断が早い。
・事務所としては2倍の仕事量をこなすので、2倍のノウハウが蓄積される。
・それぞれの得意分野があるので幅が広がる。
といったところでしょうか。またクライアントにとっては
二人(かつ男女)のほうが話しやすいという事もあるようです。

もちろんデメリットもあります。
たとえば、作品の個性が薄れるので、作家性は少なくなります。
しかしそれは、古典的芸術作品としての住宅の場合は欠点ですが
一般のクライアントにとってどうかというと別問題です。
また、事務所内で意見が割れた時はどちらかがガマンする訳ですから
ストレスがたまります。(たいがい私の方です・・・笑)

でも今のところメリットの方がはるかに大きいと思っていますから
当分はガマンしながら??今の体制で活動するつもりです。

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おぼろ月夜

2010/10/23 Sat [Edit]

八王子の免震住宅、竣工後2ヶ月ほど経ちました。
だいぶ涼しくなってきたので、残工事、追加工事の最終チェックと
初期不良の確認を兼ねて地熱住宅の暖房の説明に行きました。
床下暖房機の業者にも来てもらって取扱説明もしました。

引き渡し時に取扱説明は一通りしますが、慌ただしい中で聞いても
あまり頭に入らないので、暖房についてはいつも竣工時とは別に
そろそろ使い始めるという時期を見計らって取扱説明をしています。

一般的な暖房器具と違って、地熱住宅の暖房の使い方は
独特のノウハウがあるので、冷房も含め空調の考え方を説明した、
事務所独自の説明書を作っています。
それを見ながら暖房、冷房、換気と一通り話しました。
あとは住みながら段々に使いこなしていただく事になります。

地熱住宅は、1年目より2年目3年目と効果を発揮します。
それでもこの夏の猛暑も快適だったとの事で、オール電化の電気代も
これまで住んでいたマンションと比べて思ったより安かったそうです。
来年再来年を楽しみにして下さいね。

特に大きな問題もなく、2時間程で終了。

帰り道、満月のおぼろ月夜・・・・・
快適に過ごしていただいているようでほっとした気分で見上げました。

おぼろ月夜

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エコでない一日

2010/10/22 Fri [Edit]

明日からのイベントのために昨日今日と
事務所紹介の簡単なパンフレットを制作しました。

こういう時、CADソフトのVectorWorksは、
DTPソフトとして使えてとても便利。
使い慣れているので作業も早いです。

データも作品集などからの使いまわしなので
コンピューター内でファイルとして作るまでは順調。

しかし、そこから先が問題でした。

少ない部数、仕上がり優先なら、いつもは
インクジェットプリンターを使います。
仕上がりはとてもきれいですが、スピードが遅いので
今回はある程度の部数をつくる必要から、
レーザープリンターで印刷したいと思いました。

そこからが苦労の始まり。

いつもの普通紙ではいくら何でもお客様に配布するには寂しい。
もう少し厚さもあり、きれいに仕上がる紙はないかと思い、
何種類か紙を買い込みました。
しかしどれを使っても思うような色が出ません。

インクジェットならプリンタドライバーで色調節が出来るのですが
レーザープリンターのドライバーにはそれが無く、
いろいろな設定を試してみましたが結局だめ。
メンテナンスのお兄さんにも来てもらうなど大騒ぎ。

結論はいつもの普通紙が一番使えるという事。
ほとんど一日無駄な作業をしたというわけでした。

しかも今回は両面印刷だったので、失敗した紙を
裏紙として流用する事も出来ず、
大量の紙を無駄にしてしまい、とてもエコから遠い一日でした・・・涙。

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金物工法の施工精度

2010/10/20 Wed [Edit]

蔵のある住宅、明日のコンクリート打設を前に、現場検査に行きました。
この住宅は、木造ですが在来工法ではなく、所謂「金物工法」です。

金物工法は各接合部に専用の金物をつかうので、強度がある代わりに
施工精度が要求されます。
それでも、上部構造の木造部分については工場で加工するので
比較的容易に精度が出ますが、施工上一番精度が出にくいのが
基礎に直接設置する柱受けの金物の固定です。
つまり、金物を取り付けるアンカーボルトの位置が正確である必要があります。

ここが狂ってしまうと柱位置が正確に出ないのですべてに影響します。
そこでどんな方法で精度を出すかというと、この写真です。

アンカー1

このように、ベニヤで定規をつくって位置が動かないように固定するのです。
その板をプラスマイナス1ミリ程度の誤差で水糸にあわせて施工します。

アンカー2

構造的に主要な柱ごとですから、この住宅の場合32カ所あります。
写真のように一旦セットして、クランプで閉めて固定しますが、
コンクリートを打設する時に結構動く心配がありますから、
打設後コンクリートが固くなり始める前に再チェックします。

今日の現場、かなり精度良くアンカーがセットされていて一安心でした。
明日はチョット天気が心配です。
雨にならなければよいのですが・・・・・。

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イベントのご案内(SEA'Sまちかど建築家展)

2010/10/17 Sun [Edit]

株式会社NCN(SE構法の会社)が立ち上げた住宅プロデュースシステム
「SEA'S:建築家と建てる木の家」のイベント
「まちかど建築家展」のご案内です。
第2回展を代官山のヒルサイドテラス別館で行います。

日時:10/23(土),24(日)
場所:東京都渋谷区猿楽町30-2 ヒルサイドテラスアネックスB棟2階
時間:23日・12:00~20:00
   24日・10:00~18:00

詳細はSEA'Sのホームページのイベント情報をご覧下さい。
(23日 http://www.seas-house.jp/E102/event_no/14
(24日 http://www.seas-house.jp/E102/event_no/15

23日は 篠崎が14:00~18:00
24日は 浦田が14:00~18:00
のあいだ会場に詰めています。

住宅に関するご相談なども承ります。


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実りの秋

2010/10/14 Thu [Edit]

蔵のある住宅の工事がいよいよ本格的に始まりました。
きのうは耐圧版(ベタ基礎の底のコンクリート)の鉄筋の検査。
問題なくきれいに出来ていました。

基礎の鉄筋

今年の夏は猛暑、いつも直射の下、捨てコンクリートの照り返しの中で
作業しなくてはならない鉄筋屋さんは特に大変だったと思いますが
ようやく涼しくなって作業もはかどります。

実りの秋

帰り道、稲が実って黄金色。
日本の秋、実りの秋ですね。

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