パッシブデザインのゼロエネ・エコハウス:自然の恵みを生かす家づくり

太陽,風など自然の恵みを生かす地中熱利用のパッシブデザインによる、ゼロエネ・エコハウスと庭づくりに力を入れているSUR都市建築事務所です。

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悲しい結末・白井晟一自邸

2010/03/30 Tue [Edit]

昨日、かの高名な建築家、白井晟一の自邸を見学してきました。
もうすぐ解体されるので今のうちという事で見学の案内が来ました。

白井晟一といえば、私が学生の頃のスーパースターです。
ノアビル、親和銀行、松濤美術館など建築関係の方ならご存じでしょう。

白井晟一の建築についてはそれほど知識もないので、
論じるつもりはありませんが、意外だった点をいくつか・・・。
まず、金属にしても木にしても無垢ではなく、結構張りものであること。
バックヤードというべき生活を支える部分の面積がかなり大きいこと。
浴室があまりにも簡素(デザイン的にも)であること。
それにしても窓が少ない。およそ通風とか採光とかは
凡人の考える事なのでしょう。

光と陰の白井晟一の空間がどういうものなのか、やはり体験してみないと
わからなかったと思います。そういう意味でとても貴重な体験でしたが
荷物を運び出した後だったせいかかなり荒れた印象で、
建物が大事にされていたようには思えず、かえって見なかった方が良かったかも
とちょっと悲しい気持ちになりました。
どのような事情かは知る由もありませんが、戦後を代表する建築家の自邸が
この様な形で解体されるというのは何とも寂しいことです。
白井自邸の木
カンボジアの遺跡のようにこの玄関先の木に覆い尽くされて
ひっそりと時間の中でなくなっていたら良かったのかもしれません。

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パッシブソーラーハウスの部品・天井扇

2010/03/29 Mon [Edit]

私の事務所で設計する住宅には、ほとんどの場合天井扇がつきます。
海辺の別荘や、南国のホテルみたいでちょっとオシャレだから?
というわけではありません。(否定はしませんが)

天井扇

この天井扇、パッシブソーラーハウスにとって、とても重要な
役目を持った部品なのです。
そしてこれは、夏も冬も活躍するのです。

夏はまあ普通に扇風機ですね。でも床に置く通常のものと違い
部屋全体の空気をそよ風のように柔らかく動かします。
大きな羽がゆっくり回転するのがミソです。
常に動かしておいても不快感がありませんから、
体感温度も2,3度下がり冷房の使い方をセーブできます。

では冬は・・・・?
冬はサーキュレーターです。
部屋の空気を動かして、高い位置にたまりがちな暖気を
建物全体に行き渡らせる役目です。
ですから、吹き抜けや傾斜天井の高い位置に取り付けます。
これも暖房をセーブするのに役立ちます。

でも、夏と同じに回転させたのでは、風を感じて体感温度が下がり逆効果です。
そこで、「逆回転モード」の付いた機種であることが必須になります。
逆回転ならほとんど風を感じずに、サーキュレーターの役目を果たします。

このように、とても役に立つ天井扇ですが常に回しておくので
羽にほこりが付いてすぐ汚れるのが悩みの種です。
ですから、手を伸ばせば何とかメンテナンスできる位置に設置します。

もっとも、常に回っていますから汚れもあまり目立ちません。
イヤ、汚れが目立たないように常に回しておくのかもしれませんね?!

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松原の住宅:建て方

2010/03/27 Sat [Edit]

今日は松原の住宅の建て方(上棟)でした。
天気予報は晴れでしたが、このところはっきりしない天気なので少々心配。
夕方少し雨がぱらつきましたが、無事上棟。

この住宅はSE工法という金物を使った耐震工法なので
少し普通の在来工法とは組み立てる手順が違います。
精度が要求されますが、組み上がった軸組はがっしりして安心感があります。

それにしても、建て方を見ていていつも思う事は、クレーン車の
運転士(操縦士?)さんの見事さです。都内の現場はたいがい
周りが立て込んでいて、しかも必ずじゃまになるところに電線があります。
この間を実に巧みによけながら部材をつり上げ運びます。
クレーン車

高所の細い梁の上を地下足袋で身軽に歩き回る鳶(トビ)さんも
「カッコイイ」ですし、本当にこういう時の現場は、
忌野清志郎の「パパの歌」のように、「働くパパは男だぜ」という感じですね。
(なお、この文章は男女差別を意図したものではありません:笑)

一方私はと言うと、ただただ感心して口をあんぐり開けて見ておりました。

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わが家の朝食

2010/03/25 Thu [Edit]

かの有名な住宅作家の宮脇壇さんの影響か、
この業界には男でも料理が出来なければ住宅は設計できない
という暗黙の了解?があります。
極論かもしれませんが、結構説得力があります。

そのせいではありませんが、私も料理はかなりします。
でもこれは、創造性豊かな趣味であったりというよりは
家庭の必要にせまられてですね。
つまりいわゆる「男の料理」というよりは、お総菜料理です。

で、朝食は私の当番になっていて、ほとんど365日作っています。
(かなり大げさ。本当は315日ぐらい?・・・です)
もちろん朝食ですからたいしたものは作りません。
たとえばこんな感じ。
朝食

ベーコンエッグに無水鍋で加熱したアスパラ。
ジュースは果物と自家製ヨーグルトをミキサーで混ぜたもの。
(この日はバナナとグレープフルーツ)
と、実はさりげなくこだわるところにはこだわっています。
それにトーストと、私は+コーヒー。

必ず「赤」と「黄」と「緑」の食品のバランスを考えて作ります。
これはどれかが欠けると娘に指摘されてしまうので。
(小学校で習いました・・憶えていますか)

料理は、暇がある時は結構楽しいのですが、なかなかその暇が・・・。

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建築家が使わないもの2・ユニットバス

2010/03/24 Wed [Edit]

「建築家が使わないもの」シリーズ第二弾はユニットバスです。
このシリーズで取り上げるということは、つまりSURでは
結構使うという事ですね(笑)

一応復習しておくと、ユニットバスではない場合は、「在来工法」
と呼ばれ、浴槽こそ市販のものを使う事が多いですが、
床、壁、天井は現場で仕上げて行くものです。
床、壁はタイル貼りが多く、天井は結構いろいろありますが
ヒノキ板張りなども良くあります。
防水工事がともないます。

さて、ユニットバスですが、マンションでは当たり前のものです。
ほぼ100%使っていると思います。
その理由は
・水漏れの心配が少ない事
・工期が短縮できる事、
・将来のリフォームに対応しやすい事
でしょうか。

これはほぼ一戸建ての住宅にも当てはまります。
水漏れについては、1階の場合はあまり問題になりませんが
2階以上の場合は、木造ではコンクリート造以上に心配です。
さらに、「バリアフリーに対応しやすい事」もメリットですし、
カビが出にくい、掃除がしやすいなどの面も無視できません。

では、欠点はあるのでしょうか。
はっきり言って、性能、機能面ではユニットバスの勝利は揺るぎません。
でも建築家は使いたがらない。ここでも問題はデザイン面、
質感といったところにあるのでしょう。
まず、デザインがお仕着せ、何種類かの中で選ぶしかありません。
質感としてはプラスチックのベカベカした感じは否めません。
しかしこれらの点でも最近のものはかなり進化しています。
また、至れり尽くせりの様々なオプションも建築家の嫌うところでしょう。

金額的にはどちらの場合も価格の幅はありますから、一概に
どちらが高いとは言えません。
つまり、ユニットバスの方が高くなる事も、安くなる事もあります。

でも、選択する時に冷静に考えてみなくてはいけないのは、
クライアントにとってどちらが望ましいかという点ではないでしょうか。
もちろんすべてのクライアントが機能のみを求めているわけでは
ありませんし、デザイン的重要さも人それぞれです。
使いやすければ格好なんかどうでも良いと言うわけでもありません。

そこで、私の事務所では両者の長所を併せ持つ「ハーフユニット」
というものをこの頃よく使います。
これは、床上60センチほどから下のみのユニットで、
それより上は自由な仕上げをするものですが、
長くなるので詳細は省きます。

今日のまとめは、高名な建築家:村野藤吾さんの言葉です。
(表現はかなり正確ではありませんが趣旨として)
「わたしは99%クライアントの求めに応じてつくる。
残りの1%デザインすれば私の建築になる」と言っていたそうです。

自分のデザイン力によほどの自信がないと言えない言葉ですよね。
そこまで言い切る自信は毛頭ないですが、
頭のすみに置いておいて良い言葉だと思います。
何から何までデザインし尽くそうと思わないで、
すこしゆったり構えましょう。

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Adobe Photoshop Elements

2010/03/24 Wed [Edit]

今日は一日、たまりにたまった竣工写真の整理です。

以前にもちょっと書きましたが、SURでは竣工写真はすべて
自前で撮っています。デジタル一眼に超広角ズームです。

デジタルになってから、フィルムの使用量を気にする必要がなくなったので、
ついつい「数撃ちゃ当たる」とばかりに一回で200カットぐらい撮って
しまいます。これがすべての「大変」のはじまりです。

RAWデータですから、先ずこれを調整してJPGにし、露出調整やゆがみ除去、
カラー調整などをした上で、作品集やホームページに使えそうなものを
ピックアップします。この作業、ほとんど Photoshop Elementsで行います。
もう、プロ並み(自称)のPhotoshop使いですね。

元々写真は好きですから、程々の量なら苦になりませんが、
ちょっとやたらに撮りすぎですよね。
昔の銀塩フィルム時代のように、一つ一つのショットに思いを込めて
撮った方が良い写真が撮れるのではないかと少々反省。

というわけで、近いうちに新作をホームページにアップしたいと思います。
ご期待ください。(近いうちというのは・・・・・・・)

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クライアントが求めるもの、建築家が求めるもの

2010/03/22 Mon [Edit]

今日は、午前中は新宿のOZONEで国立の住宅の工事契約前打合せ、
その後工事請負契約。
この住宅はOZONEでのコンペ案からほとんど変更なしに順調に
計画がまとまり、最大の懸念材料だった予算もオーバーすることなく
スムーズに工事契約できました。
予算内にうまく納める事には結構自信がありますが、最近は不景気のせいか、
工事費が値下がり気味で、予算調整に苦労する事がほとんどありません。

午後は事務所で国分寺の住宅の打合せ。こちらも大変スムーズに進んでおり、
まもなく基本設計完了予定ですが、やはり一番の心配は予算ですね。
しかしこちらのクライアントは建築に関してはプロの方ですので、
一言説明すればすぐ理解していただけるので助かります。

そこで、表題の件ですが、住宅の計画がスムーズに進むためには
「クライアントが求めるもの」と「建築家が求めるもの」が一致する
必要があると思います。
それは、建築家がクライアントを「お客様」と考え、希望する事を
そのまま受け入れるという事を意味するわけではありません。
また反対に、クライアントが建築家の「先生」の押しつけるものを
無条件に受け入れる事でもありません。(それほど偉くはないです:笑)
基本はコミュニケーションを良く取って、共同作業で作り上げて行く
という事だと思います。その作業の中でクライアントが十分納得した上でなら、
先鋭的な芸術作品としての住宅が出来ても良いと思います。
しかしそのような作業が十分行われることなく、一方的な「ゲイジュツ」の
押しつけは慎みたいと思います。

そしてもう一つ忘れてはいけないのが、建築の社会性という事では
ないでしょうか。
住宅は個人の所有でも、町並みを形成するものですし、エネルギーや
CO2の問題でも当然のことながら社会と深く関わっています。
そこで果たすべき社会的な責任もあります。

そのようなスタンスで設計している住宅が、平凡でつまらないものになって
しまうとしたら、それはやはり設計者の力量が足りないという事でしょう。
共同作業というのは、うまく進める事が出来れば1+1=2以上の結果を
もたらしてくれるものだと思います。
難しい条件をクリアしてこそ本当に良い住宅といえるのだと思います。

設計者は専門的な知識はありますが、必ずしも生活者として
優れているわけではありません。
いつでも謙虚にクライアントの希望に耳を傾け、かつ社会的な存在として
認めてもらえて、さらに美しい空間性を持った住宅を造りたいものです。
私の設計事務所はいつも三兎を追っています。かなり無鉄砲ですが・・・(笑)

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2階リビングの住宅の見学

2010/03/20 Sat [Edit]

竣工後間もない住宅に、新しく設計を始めたばかりのお客様をご案内しました。

図面や写真で説明するより、やはり現物を見ていただくのが一番。
この住宅のお施主さんはご自身の体験からそう考えてくださり、
とても気持ちよく見学を受け入れていただけて、大変ありがたいです。

案内したお客様も、現物を見ていろいろと納得されたようで、
とても喜んでくださいました。

住宅はいったん住んでしまうと、見学させてもらうのは難しい事が多く、
見学先を手配するのはいつも苦労しますが、幸いこのところ
何軒か許可がもらえていて助かります。

さて、この住宅、東西に長い敷地なので、ほとんどの部屋が南面するのは
よいのですが、南面すると言っても南に十分な広さの庭がとれないため
1階は冬には太陽の直射が得られません。
また、道路を挟んだ向かいに公園のような緑地がありそれを借景として
生かしたいのですが、1階は道路に面してしまうため開放的には出来ません。
そんな条件をクリアするために2階がリビングダイニングになっています。
借景

もうすぐ桜の季節、向かいに大きな桜の木があり、この窓から
居ながらにしてお花見ができます。

花粉症の人でもこれならお花見を楽しめますね。

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カロライナ・ジャスミン

2010/03/19 Fri [Edit]

我が家のトレリスのカロライナジャスミンのつぼみが、
今にもほころびそうです。
karoraina.jpg
ツル性の植物ですが、かわいい黄色の花が一面に咲き、
花期も比較的長く、良い香りもして楽しめます。

そして何よりも元気で成長が早い!
登って行くのがなにしろ大得意。
我が家のトレリスは2階分の高さがありますが、
3年で最上部まで到達しました。

しかしそれからが大変。ともかく良く伸びる。
毎年トレリスの最上部で、それ以上行く当てもなく、
絡みに絡んだ大量の枝の始末に追われます。

以前にNHKテレビの特集にあったように、人類が将来滅亡した後は
植物の天下になるそうですが、このカロライナジャスミンの
成長ぶりを見ていると、それが実感されます。

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ESフロアヒーター:深夜電力蓄熱式床暖房の敷設

2010/03/19 Fri [Edit]

松原の住宅の床暖房工事の確認に行きました。
ここの床暖房方式はESフロアヒーターと名付けているSURオリジナルです。

床暖房自体は電気ヒーターを使った深夜電力利用の一般的なものですが
ベタ基礎の上に直接敷設し、その上に10センチほどのコンクリートを
打設してヒーターを埋め込みます。
ESheater.jpg

床下空間を取りそこに蓄熱暖房機を入れる方式と二つの
方式をいろいろな条件に応じて使い分けています。

床下には断熱材は使用せず、基礎は外断熱です。
地熱を利用して地面を蓄熱槽に使います。
この大きな蓄熱槽を日射のダイレクトゲインの蓄熱にも兼用して、
365日、24時間安定した温熱環境を作る事が出来ます。
この点は、すべてに共通しています。

今までヒーター敷設工事は上棟して外回りがほぼ出来た段階でしたが、
今回は上棟前に施工しました。その方が工程から考えると合理的という
現場監督の判断です。たしかに他の工事と絡まず工事もやりやすいようです。

床暖房工事が終わると来週はいよいよ上棟です。

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